研究課題
基盤研究(B)
複数ノードを量子インタコネクト接続する分散型コンピュータが構想されているが、実現可能性は非自明である。本研究は分散型が実用タスクに置いて優位性を持つ条件を明らかにしたうえで、それを緩和し実現を容易にするシステム・アーキテクチャ探索を目的とする。具体的には、ベースラインとなるシステム構成を定義したうえで量子通信を考慮したシステム・レベルでの実行時間モデルを構築し、分散型量子コンピュータが単一量子コンピュータと比較して優位性を持つ条件を明らかにする。さらに、量子インタコネクトへの極低温エレクトロニクス活用によりスループットを向上し、分散型量子コンピュータ・システム・アーキテクチャの確立を目指す。